横手市でりんご狩りを楽しめるのは例年8月下旬から10月末頃。増田町の野田りんご園は量り売り方式で自分の食べたい分だけ収穫でき、平鹿町の山谷果樹園や小原果樹園でももぎ取り体験に応じている(時期・在園状況は要事前確認)。毎年11月3日には「平鹿りんご味覚まつり」も開催され、りんご狩り体験や詰め放題が楽しめる。この記事では確認できた農園情報とアクセス・料金の目安をまとめた。
横手のりんご狩りはいつからいつまで?
りんご畑の間を歩くと、青りんごの香りに混じって熟した果実のほのかな甘い匂いが漂ってくる。枝がしなるほど実った赤や黄色の玉が、朝の光を受けて艶やかに光る景色は、横手の秋を代表する風物詩だ。
横手市は「平鹿りんご」の発祥地とされ、増田・平鹿エリアを中心にりんご栽培が盛んな地域として県内でも知られている(出典:横手市「食と農からのまちづくり」りんごページ)。主力品種は「ふじ」で、ほかに「つがる」「さんさ」「シナノスイート」「千秋」「秋田紅あかり」など複数の品種が栽培されている(出典:同ページ)。
野田りんご園では8月末から10月末まで、日によって収穫できる品種を変えながら毎日営業している(出典:野田りんご園公式サイト)。つがる・トキ・やたか・シナノスイートなど早生種から中生種まで幅広く楽しめる時期だ。ふじなど晩生種の食べ頃は例年10月中旬以降になることが多い。ただし収穫状況は天候によって年ごとに変わるため、訪問前に必ず各農園へ電話で確認してほしい。
横手でりんご狩りができる農園は?
すべての農園名を無条件に列挙するのではなく、公式サイトや複数の信頼できる情報源で実在と営業内容を確認できた農園のみを紹介する。横手市には増田地区を中心に多数のりんご農家があるが、個人経営で狩り体験の可否が時期により変わる農家も多いため、以下に載らない農園を訪ねたい場合は横手市観光推進機構(後述)へ問い合わせるのが確実だ。
野田りんご園(横手市増田町)
りんごの木の下に足を踏み入れると、地面はほとんど平らで、小さな子どもでも危なげなく歩き回れる。案内してくれた通り、15,000平方メートルという広さの水田転換園だからこそのゆったりとした空間だ。枝に手を伸ばし、へたを軽くひねると「ぽろっ」という軽い感触とともにりんごが手のひらに収まる瞬間は、何度体験しても心が弾む。
野田りんご園は量り売り方式を採用しており、自分用に食べる分だけでなく、贈答用にまとめて収穫することもできる(出典:野田りんご園公式サイト)。じゃらん遊び体験経由の予約では入園料200円が発生するが、この金額は量り売りの代金から差し引かれる仕組みだ(出典:果物狩り.jp 秋田県横手・湯沢エリア)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 秋田県横手市増田町亀田字半助村36-1 |
| 電話 | 0182-45-3536(園主携帯 090-2794-7485) |
| 営業期間 | 8月末〜10月末(日により収穫可能品種が変動) |
| 料金 | 量り売り制(収穫した重さに応じて精算。じゃらん予約の場合は入園料200円を代金から差引) |
| 予約 | 事前予約推奨(電話) |
| 駐車場 | あり |
| アクセス | 秋田自動車道「十文字IC」またはJR十文字駅から車で東へ約7分 |
参考リンク: 野田りんご園公式サイト / アクセス案内
山谷果樹園(横手市平鹿町)
3代目・4代目で営む家族経営の果樹園で、公式サイトでは「季節毎のりんご農家体験も大歓迎」と案内されている(出典:山谷果樹園公式サイト)。もぎ取り体験や直売に応じているが、収穫のタイミングは在園状況次第となるため、訪問前の電話確認が必須だ。ときめき交流センター「ゆっぷる」から車で約2分という立地も覚えておきたい。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 秋田県横手市平鹿町醍醐字明沢妻の神43-4 |
| 電話 | 0182-25-4656 |
| 営業期間・料金・予約 | 公式サイトに明記なし。「タイミングが合えば」対応とのことで要事前電話確認 |
| 駐車場 | 公式サイトに明記なし(電話確認を推奨) |
小原果樹園(横手市増田町)
りんごを主軸に桃も手がける4代目の果樹園で、地元JA系の生産者紹介ページにも「りんごをメインに栽培」と紹介されている(出典:こうぎょくデリ 生産者紹介)。複数の地域情報サイトでりんご園として登録されており収穫体験プランも案内されているが、当編集部では料金・時間の一次ソースを確認しきれなかったため、具体的な金額はここには記載しない。予約・料金は電話で直接確認してほしい。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 秋田県横手市増田町亀田字半助村134 |
| 電話 | 0182-45-4850 |
| 営業期間・料金・予約・駐車場 | 要電話確認(一次ソースで料金を確認できなかったため本記事では非掲載) |
料金や食べ放題プランはどうなっている?
横手のりんご狩りは、県外でよく見る「入園料一律で食べ放題」というより、収穫した重さに応じて支払う量り売り方式が中心だ。野田りんご園がその代表例で、味わった分だけでなく持ち帰り用も同じ考え方で精算する。
まとまった食べ放題体験をしたいなら、毎年11月3日(文化の日)に開催される「平鹿りんご味覚まつり」が狙い目だ。2025年(令和7年)の開催では、りんご狩り体験が7個500円で1回25名限定・1日6回開催という枠組みだったほか、りんご詰め放題やりんご風呂も用意された(出典:横手市公式サイト「平鹿りんご味覚まつり」)。会場はときめき交流センター「ゆっぷる」の駐車場だった。2026年の開催日・料金は同ページで例年11月上旬に更新される見込みなので、訪問前に必ず最新情報を確認してほしい。
各農園の最新料金・プラン内容は改定されることがあるため、本記事の金額はあくまで確認時点の目安として扱い、来園前に電話または公式サイトで確認するのが最も確実だ。
予約は必要?当日でも狩れる?
野田りんご園は当日でも受け入れているが、団体や繁忙期は事前予約が案内されている。山谷果樹園・小原果樹園は個人経営の家族農園で、収穫状況によって当日受け入れの可否が変わるため、訪問前の電話連絡がほぼ必須と考えたほうがよい。
「今日行っても大丈夫かな」と迷ったときほど、まず一本電話を入れる。それだけで無駄足を防げるし、農園側もその日の収穫状況やおすすめの品種を教えてくれることが多い。個人経営の農園ならではの、この一手間が横手のりんご狩りらしさでもある。
アクセス・駐車場は?
横手駅は秋田新幹線「こまち」の停車駅ではないため、東京・秋田方面から鉄道で向かう場合は、こまちで大曲駅まで行きJR奥羽本線に乗り換えるか、秋田駅からJR奥羽本線の在来線を利用して横手駅を目指すことになる。横手駅から増田・平鹿エリアの各農園までは車で15〜20分程度が目安だ(各農園の詳細な距離は上表のアクセス欄・電話確認を参照)。車の場合は秋田自動車道「十文字IC」が増田エリアへの最寄りインターとなる。
公共交通機関のみで個々の農園を回るのは道のりが長く、レンタカーやタクシーを利用したほうが現実的だ。日帰りでりんご狩りを楽しみたい場合は、事前にレンタカーを予約しておくと到着後すぐに動けてスムーズだ。
横手のりんご狩りをもっと楽しむには?
りんご狩りのあとは、ゆっぷるの「りんご湯」に立ち寄るのも横手ならではの楽しみ方だ。浴槽に浮かぶ黄色いりんごの香りに包まれながら、収穫の疲れを癒やす時間は、他の産地ではなかなか味わえない体験になる。
横手といえば、B級グルメの横綱格「横手やきそば」も外せない。りんご狩りで小腹を空かせたあとに、極太麺と目玉焼きが載った一皿を頬張れば、果物狩りとご当地グルメの両方を一日で味わう欲張りな旅程が完成する。
季節を変えれば、同じ横手エリアでは初夏に「さくらんぼ狩り」も楽しめる。農園を巡って地元の味覚を狩る体験は、横手観光の定番として定着しつつある。りんご狩りで気に入った農園があれば、来年は季節を変えて再訪してみるのもおすすめだ。
りんご狩りと合わせて巡りたいスポットは?
増田町まで足を延ばしたなら、重厚な土蔵造りの町並みが残る「増田の内蔵」エリアも合わせて歩いてみたい。りんご畑の開放的な景色から一転、蔵の中に足を踏み入れると、ひんやりとした空気と磨き込まれた黒漆喰の壁がしんと静まり返っている。商家がこぞって蔵を座敷の奥に構えた独特の建築様式は、増田がりんごだけでなく在郷商人の町として栄えた歴史を物語っている。
りんご狩りで両手いっぱいに収穫したあとは、増田の街並みをゆっくり散策し、地元の直売所で他の農産物を探すのもおすすめだ。横手やきそばの店を1軒はしごすれば、果物狩り・歴史散策・ご当地グルメを一日で味わう充実した秋の旅程になる。増田の内蔵エリアの公開状況や見学時間は季節・施設によって異なるため、訪問前に横手市観光推進機構で最新情報を確認してほしい。
よくある質問(FAQ)
Q: 横手のりんご狩りはいつまで楽しめますか?
A: 野田りんご園の例では8月末から10月末までが目安です。ただし天候や品種によって収穫できる期間は年ごとに変わるため、訪問前に各農園へ確認してください。
Q: 食べ放題プランはありますか?
A: 個別の農園は量り売り方式が中心で、一律料金の食べ放題は確認できませんでした。まとまった食べ放題体験をしたい場合は、毎年11月3日開催の「平鹿りんご味覚まつり」(2025年は7個500円・25名限定・6回開催)が選択肢になります。日程・料金は横手市公式サイトで最新情報を確認してください。
Q: 予約なしでも行けますか?
A: 農園によります。野田りんご園は当日受け入れも案内されていますが、山谷果樹園・小原果樹園など個人経営の農園は在園状況で当日対応が変わるため、事前の電話確認をおすすめします。
Q: 駐車場はありますか?
A: 野田りんご園は駐車場ありと案内されています。他の農園については公式情報での明記がないため、訪問前に電話で確認してください。
Q: 小さい子供連れでも楽しめますか?
A: 野田りんご園は水田転換園で足場が平らなため、小さな子どもでも歩きやすいと案内されています。他の農園はぬかるみや傾斜がある場合もあるので、訪問前に園の状況を確認すると安心です。
Q: どんな品種のりんごが狩れますか?
A: 横手市全体では「ふじ」を主力に、つがる・さんさ・シナノスイート・千秋・秋田紅あかりなど複数品種が栽培されています。時期によって狩れる品種は変わるため、狙いの品種がある場合は電話で在園状況を確認するのが確実です。
この記事は2026年7月時点で確認できた公式情報・複数の第三者情報源をもとに作成しています。料金・営業期間・予約要否は変更されることがあるため、最新情報は各農園または横手市観光推進機構(横手駅東口観光案内所)へ直接ご確認ください。

