乳頭温泉郷おすすめ宿7選【保存版】|泉質・料金を徹底比較

乳頭温泉郷の美しい露天風呂の風景。秋の紅葉に彩られた山々を背景に、温泉に浸かる人が写っており、「乳頭温泉郷おすすめ宿7選【保存版】」の記事で紹介される温泉宿の泉質や料金比較の魅力を伝える。 温泉

乳頭温泉郷には鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村乳頭温泉郷の7つの宿があります。7宿それぞれが異なる泉質を持ち、1つの温泉郷内に10種類以上の源泉が湧き出るのは日本でも稀有な存在です。初めての訪問なら秘湯の原風景が残る鶴の湯、快適さと渓流美を求めるなら妙乃湯、徹底した秘境感を味わうなら黒湯温泉が選択肢に上がります。宿泊者限定の「湯めぐり帖」(大人2,500円・こども1,000円)を使えば1泊で複数の宿を巡ることができ、これが乳頭温泉郷滞在の醍醐味です(出典:乳頭温泉郷組合公式サイト)。

※ 重要:大釜温泉は2026年1月1日より宿泊営業を休止中(日帰り入浴は継続)、孫六温泉は2025年春にリニューアル再開しています。最新情報は各宿の公式サイトをご確認ください(出典:大釜温泉公式サイト)。

乳頭温泉郷とは?秋田の山奥に7つの宿が点在するわけ

JR田沢湖駅前を出た羽後交通バスが山道に入ると、ブナとスギの原生林が車窓に広がります。車窓の色が緑から翳りのある深緑に変わるあたりで、「日常から切り離されてきた」という実感が湧いてきます。乳頭温泉郷への道中は、それ自体がひとつの体験です。

乳頭温泉郷は十和田・八幡平国立公園内、秋田県仙北市の乳頭山麓に点在する7つの温泉宿の総称です。組合加入の7軒(鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村乳頭温泉郷)はそれぞれが独自の源泉を持ち、1つの温泉郷に10種類以上の異なる泉質が湧き出ます(出典:乳頭温泉郷公式サイト・泉質と効能)。江戸時代に秋田藩主の湯治場として記録が残る歴史ある地で、湯治文化が現代まで続いています。

バスの本数は1日数本と限られており、出発前に羽後交通の時刻表を確認することが必須です。特に冬季は黒湯温泉など一部の宿が積雪のため閉鎖するため、訪問前に各宿の営業期間を確認してください(出典:黒湯温泉公式サイト)。

7つの宿を泉質・特徴で選ぶポイントは?

7宿はすべて泉質と雰囲気が異なります。どこに泊まるかを決める前に、各宿の特徴を把握しておくと選びやすくなります。

宿名 主な泉質 特徴・雰囲気 こんな方に
鶴の湯 硫黄泉(乳白色)複数源泉 茅葺き屋根・混浴露天風呂・最古の歴史 秘湯の原体験を求める方
妙乃湯 マグネシウム・カルシウム硫酸塩泉(金の湯)+単純泉(銀の湯) 渓流沿い・モダンな内装・洋室あり 快適さと渓流美を求める方
蟹場温泉 重曹炭酸水素泉+単純硫黄泉(無色透明) 美肌の湯・100%かけ流し 肌荒れ・美肌ケアを重視する方
大釜温泉※宿泊休止中 含鉄泉系(酸性・低張性高温泉) 廃校木造校舎を移築・足湯あり 日帰り立ち寄り客向け
孫六温泉 複数源泉(山の薬湯) 2025年リニューアル再開・宿舎と浴舎が橋で結ばれた構造 湯治・療養目的の長期滞在者
黒湯温泉 硫黄泉系(乳頭随一の湯量) 最奥地・約350年の歴史・冬季閉鎖あり 本物の秘境感を体験したい方
休暇村 ナトリウム炭酸水素塩泉+単純硫黄泉 最大規模・洋室あり・バス停に最も近い 快適な設備・アクセスを重視する方

鶴の湯温泉|秘湯の代名詞、乳白色の混浴露天風呂

脱衣所の引き戸を開けると、ヒバ材の甘い木の香りと湯気が一気に押し寄せてきます。草木に囲まれた混浴露天風呂へ足を踏み入れると、乳白色の湯が広がっています。とろりとした湯の感触が肌にまとわりつき、硫黄の香りが鼻をくすぐります。湯上がりの夕食に出てくる秋田名物の山の芋鍋は、とろりとした山芋の甘みと出汁が体の芯から温めてくれる一品です。

鶴の湯温泉は江戸時代に秋田藩主の湯治場だった記録が残る、乳頭温泉郷最古の宿です(出典:乳頭温泉郷公式サイト・鶴の湯)。茅葺き屋根の本陣棟と白樺の柵に囲まれた混浴露天風呂は、雑誌や写真集でも繰り返し紹介される乳頭温泉郷の象徴的な風景です。敷地内には複数の源泉があり、乳白色の白湯のほか、黒湯・中の湯など異なる泉質が楽しめます。

宿泊料金の目安は一泊二食付で11,700円〜24,350円(消費税・入湯税込/2号館〜新本陣・東本陣の幅。冬期間は1部屋あたり1,320円の暖房費が追加)です。最新は鶴の湯公式サイトでご確認ください。人気が高く、ゴールデンウィークや紅葉シーズン(例年10月中旬〜下旬)は数か月前から満室になることが多いため、早めの予約が必要です。予約は電話または日本秘湯を守る会ウェブサイト経由で受け付けており、メール対応はしていません。

▶ 鶴の湯温泉に泊まる|本陣造りの宿で乳白色の混浴露天風呂を体験
紅葉シーズン(10月中旬〜下旬)・ゴールデンウィークは数か月前から満室。空室・最新プランは複数サイトで比較できます。

妙乃湯・蟹場温泉|渓流沿いに立つ個性派の2宿

妙乃湯へ向かう山道を下ると、沢の音が足元から聞こえてきます。露天風呂に浸かりながら眺める川面は、夏なら新緑、秋なら黄金色の木々が迫ってきます。周囲の自然と一体になるような感覚は、この宿ならではのものです。一方で内装は乳頭温泉郷の中では洗練されており、アメニティも充実しているため快適さを重視する方にも向いています。

妙乃湯は「金の湯(マグネシウム・カルシウム硫酸塩泉)」と「銀の湯(単純泉)」の2種類の源泉を持つのが最大の特徴です。渓流を望む露天風呂は混浴ですが、女性専用時間帯も設けられています(出典:乳頭温泉郷公式サイト・妙乃湯)。乳頭温泉郷の中では数少ない洋室がある宿でもあります。

そこから少し先に位置する蟹場温泉は、付近の沢に蟹が多く生息することから名づけられました。重曹炭酸水素泉と単純硫黄泉の2種の源泉はすべて100%かけ流しで、乳頭温泉郷では珍しい無色透明の湯は「美肌の湯」として知られています(出典:乳頭温泉郷公式サイト・蟹場温泉)。肌がしっとりとする入浴感が特徴的で、乾燥やアレルギーが気になる方に向いています。

黒湯温泉|約350年の歴史を誇る最奥の秘境

乳頭温泉郷の中で最も奥に位置する黒湯温泉へ向かうと、ブナ林の中に茅葺き屋根の湯屋がひっそりと建っています。沢の音だけが聞こえる静かな環境で、硫黄の香りが漂い、「ここまで来たか」という達成感が湧いてきます。宿の周囲には自動販売機もコンビニもなく、完全に日常から切り離された環境です。

黒湯温泉は1674年(延宝2年)に源泉が発見されたと伝えられる約350年の歴史を持ち、乳頭温泉郷随一の湯量を誇ります(出典:黒湯温泉公式サイト)。硫黄泉系の豊富な湯が複数の浴場に注がれ、内湯・露天風呂ともに湯量の迫力を感じられます。ただし、最も奥地に位置するため積雪期は閉鎖となり、例年4月中旬〜11月上旬の営業です。訪問前に公式サイトで営業期間を必ずご確認ください。

大釜・孫六・休暇村|個性豊かな3宿の魅力

大釜温泉の玄関をくぐると、懐かしい木造の廊下が広がります。かつて廃校になった小学校の校舎を移築復元したもので、柱の太さや廊下の軋む感触に、昭和の学校の空気が漂います(出典:大釜温泉公式サイト)。緑がかった鉄分を含む湯は「傷の湯」「皮膚の湯」と呼ばれ、皮膚トラブルに効能があるとされています。乳頭温泉郷で足湯を備える宿のひとつで、日帰り客にも人気のスポットです。なお、大釜温泉旅館は2026年1月1日より当面の間、宿泊営業を休止しています(日帰り入浴:大人700円・こども300円、9:00〜16:30、毎週木曜定休)。最新の営業情報は公式サイトでご確認ください。

孫六温泉は「山の薬湯」として知られ、宿舎と浴舎が橋で結ばれた独特の構造を持ちます。複数の源泉から湧き出る湯は万病に効くと言われ、かつては湯治目的の長期滞在者が多く訪れてきた宿です。経営継承を経て2025年春に「孫六温泉―六庵―」としてリニューアル再開し、秘湯の趣を残しつつ快適性を高めた宿に生まれ変わっています(出典:乳頭温泉郷公式サイト・孫六温泉)。最新の営業状況は事前確認をおすすめします。

休暇村乳頭温泉郷は7宿の中で最も部屋数が多く、和室・洋室どちらも揃えたリゾートホテル型の宿です。ナトリウム炭酸水素塩泉の内湯と単純硫黄泉の露天風呂の2種類の源泉を備えています(出典:休暇村乳頭温泉郷公式サイト)。田沢湖駅からのバス路線でアクセスしやすい立地のため、大きな荷物を持った方や初めて乳頭温泉郷を訪れる方にも選びやすい宿です。

▶ 休暇村乳頭温泉郷を予約する|洋室あり・バス停最寄りの安心宿
7宿で最も部屋数が多く、和室・洋室どちらも選べるリゾートホテル型。田沢湖駅からのバスが最初に停車するため、初めての乳頭温泉郷訪問にも安心です。

湯めぐり帖をどう使う?宿泊者だけが買える温泉パスの活用術

滞在する宿のフロントで湯めぐり帖を手にすると、残りの6宿を巡る楽しみが始まります。巡回バス「湯めぐり号」で次の宿へ向かい、車窓からブナ林を眺めながら異なる泉質の湯を渡り歩く体験は、乳頭温泉郷でしか味わえません。

「湯めぐり帖」は乳頭温泉郷組合加入7宿の宿泊者限定で購入できるチケットで、価格は大人2,500円・こども1,000円です。7宿全ての入浴が各1回ずつ可能で、各宿を結ぶ巡回バス「湯めぐり号」に何度でも乗車できます(出典:乳頭温泉郷組合公式サイト)。日帰り入浴料金が各宿500円〜1,000円程度であることを踏まえると、複数の宿を渡り歩く場合のコストパフォーマンスは高い選択肢です。

なお湯めぐり帖は宿泊滞在中の利用が基本です(購入から1年間有効とする情報もあります)。1泊2日の場合、巡れる宿数は移動時間とバスの便数次第となるため、あらかじめ訪れたい宿の優先順位を決めておくとスムーズです。

田沢湖駅からのアクセス・宿泊予約で知っておくべきこと

乳頭温泉郷へのアクセスはJR田沢湖駅前バスターミナルから羽後交通バス(乳頭線)を利用するのが基本です。妙乃湯温泉前・休暇村前を経由し終点の乳頭蟹場温泉まで約47〜50分、片道820〜840円が目安です(出典:妙乃湯公式サイト・アクセス黒湯温泉公式サイト・アクセス)。鶴の湯は「アルパこまくさ」下車後に宿の送迎車を利用するのが一般的です。バスの本数は1日数本程度と少なく、特に夕方は便が減るため、出発前に時刻表を必ず確認してください。

マイカーの場合は各宿に駐車場があります。冬季は路面が凍結するため、スタッドレスタイヤまたは4WD車の使用を強くおすすめします。孫六温泉・鶴の湯方面への冬の徒歩移動は積雪量によっては困難になるため、バス利用が安全です。

宿泊予約は直接予約(電話)のほか、じゃらんnet・楽天トラベル・JTBなどの旅行サイトでも可能です。ただし鶴の湯・妙乃湯・黒湯温泉などの人気宿は、紅葉シーズン(例年10月中旬〜下旬)・ゴールデンウィーク・冬の雪見シーズンは数か月前から満室になることがあります。希望の日程が決まったら早めの予約をおすすめします。

この記事は2026年4月30日現在の情報をもとに作成しています。料金・営業時間・バス時刻・冬季休業期間などは変更になる場合があります。最新情報は各宿の公式サイトまたは乳頭温泉郷組合公式サイトでご確認ください。

▶ 乳頭温泉郷・田沢湖エリアの宿を比較する
好みの泉質・予算・雰囲気で7宿を見比べたい方へ。一休.comは高級宿の厳選プラン、Yahoo!トラベルは幅広いプランから選べます。春の新緑シーズンは早めの予約がおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q: 乳頭温泉郷で最もおすすめの宿はどこですか?

A: 目的によって異なります。秘湯らしい原風景と乳白色の混浴露天風呂を体験したいなら鶴の湯温泉、渓流沿いで快適に過ごしたいなら妙乃湯、乳頭温泉郷随一の秘境感を求めるなら黒湯温泉がおすすめです。初めての訪問で設備の充実を重視するなら休暇村乳頭温泉郷も選択肢です。

Q: 湯めぐり帖はどこで、いくらで購入できますか?

A: 乳頭温泉郷の組合加入7宿に宿泊した方限定で、滞在中に各宿のフロントで購入できます。価格は大人2,500円、こども1,000円で、7宿全ての入浴(各1回)と巡回バス「湯めぐり号」の乗り放題が含まれます。

Q: 田沢湖駅から乳頭温泉郷へのアクセスを教えてください。

A: JR田沢湖駅前バスターミナルから羽後交通バス(乳頭線)に乗車します。妙乃湯温泉前・休暇村前を経て終点の乳頭蟹場温泉まで約47〜50分、片道820〜840円です。バスの本数は1日数本程度と少ないため、事前に時刻表を確認してください(羽後交通公式サイト参照)。

Q: 黒湯温泉は冬も営業していますか?

A: 黒湯温泉は積雪期に冬季閉鎖し、例年4月中旬〜11月上旬の営業です。営業期間は年により異なるため、黒湯温泉公式サイトで最新の情報をご確認ください。冬に乳頭温泉郷を訪れる場合は、通年営業の鶴の湯・妙乃湯・休暇村乳頭温泉郷などを拠点にすることをおすすめします。

Q: 日帰り入浴はできますか?料金はいくらですか?

A: 各宿で日帰り入浴が可能で、料金は宿ごとに異なりますが大人500円〜1,000円程度(こども250円〜500円程度)が目安です。混雑状況によって日帰り入浴を制限する場合や、定休日(例:大釜温泉は毎週木曜)もあるため、訪問前に各宿へ確認することをおすすめします。大釜温泉には足湯もあり、日帰りで気軽に立ち寄れます。

Q: 大釜温泉と孫六温泉の最近の状況は?

A: 大釜温泉旅館は2026年1月1日より当面の間、宿泊営業を休止中です(日帰り入浴は継続)。孫六温泉は経営継承を経て2025年春に「孫六温泉―六庵―」としてリニューアル再開しています。最新の営業情報は各宿の公式サイトでご確認ください。

♨ 秋田の温泉宿をチェック 宿を探す
タイトルとURLをコピーしました